まこちん
2008年03月31日
00:21
前回「ステレオミキサーを使って、マイク音+PC内部音をボイチャで流すと、SL内で他の人が話すボイチャの声を拾って、トークバック現象が発生してしまう」という問題点について触れましたが、その回避方法について検討し、実験してみました。
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前回ふれたトークバック現象ですが、コメント欄にも書きましたが補足事項です。
一般的によくあるトークバック現象と言うのは、スピーカーから出てくる相手の声を、自分のマイクが拾ってしまい、それがボイチャで流れて相手方にやまびこのように聞こえてしまうというもの。これの回避方法は至極簡単で、ヘッドホンを使ってスピーカーから音声が漏れないようにしてやればOKです。
一方で、私がやっている方法は、スピーカーから音が出ようが出まいが、PC内で発生した音声をダイレクトにミキサーに伝え、ボイスチャットに乗せてしまうため、上記の回避方法が使えません。
ではどうするか。さんざん悩んだ挙句、以下のような設定を試してみることにしました。なお、私のPCのサウンドカードは最初から搭載されていたのがオンボードのSigma Tel、後から追加したのがUSB接続のCreative製Sound Blaster Digital Music SXです。以下、断りがない限り、この組み合わせで話を進めます。
<手順1>
・録音デバイスの設定で、サウンドブラスターの再生リダイレクト(ステレオミックスに相当するデバイス)を既定のデバイスに指定。
・再生デバイスの設定で、サウンドブラスターのスピーカーを既定のデバイスに指定。プロパティで「マイクミュート」を解除しておく。
・ヘッドセットのマイク端子をサウンドブラスターのマイク部に、同じヘッドセットのヘッドホン端子をサウンドブラスターのヘッドホン部に接続する
<手順2>
・ボイスチャットで音楽ファイルを再生するソフトを起動する。今回の実験ではiTunesを使用しました。
<手順3>
・iTunesを起動したままで、再生デバイスの設定を変更。Sigma Telのスピーカーを既定のデバイスに変更する。
・Sigma Telのヘッドホン部に、単体のヘッドホンを接続する。
<手順4>
・この状態でSLビューアを起動。
以上です・・・、って、書いてて自分でもよく分らん状態になってきました。
今日は時間がないので、詳しい説明やイメージ図は明日にもUPしますが、この仕組みに至った考え方は以下のとおり。
・VISTAパソコンは、起動中のソフトの再生・録音デバイスを変更できない(=ソフト起動中に、デバイスを変更しても従前のデバイスが有効になったままになっている)。
・ボイスチャットで使用したい機能(再生リダイレクトと、マイクミュート解除)は、あらかじめ準備しておき、固定化する。
・ボイスチャットに乗せたくない「SLビューアで発生する音(他人のボイチャ音や、風切り音、チャットキーボードの音など)」は、別のサウンドカードの再生デバイスに逃がしてやり、再生リダイレクトでは拾わないようにしてやる。
・ただし、SLビューア内の音声が聞こえないと不便なので、別のサウンドカードに逃がした音声をヘッドホンで拾い、自分の耳に聞こえるようにする。
あー、余計分からなくなってきましたが、こーゆー考え方に基づいてやっているのです。詳しくは明日。
もっともこの仕組み、準備が面倒な割に、それほどニーズがある使い方には思えませんが・・・。