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by まこちん at 2011年09月23日 02:05動画づくり
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VOCALOID(ボーカロイド)3 10月21日発売
初夏の頃から予告されていた歌声合成システム「VOCALOID(ボーカロイド)」の最新作「VOCALOID3」ですが、10月21日に発売されることになりました。当初は9月末に発売される予定でしたが、(予想通りというか)リリースが若干遅れることになりました。

いまさら説明するまでも無いのでしょうが、VOCALOID(ボーカロイド、略してボカロと呼ばれることもあります)とはヤマハが開発した歌声合成技術や応用ソフトウェアのことです。

VOCALOIDのエディタ上で音符と歌詞を入力すると、予めセットされている「歌声ライブラリ」が音声を発生し、あたかも生身の人間が歌っているような歌声を生成することができます。

YouTubeやニコニコ動画でおなじみの「初音ミク」や「メグッポイド」は歌声ライブラリの一種であり、クリプトン社やインターネット社などがリアルの人間の歌声をサンプリングして、「仮想のキャラクター」としてリリースしています。

なお、これら歌声ライブラリは、ライブラリ単体では歌声を出すことが出来ず、必ずVOCALOIDのエンジンを搭載したエディタが必要になるのですが、現状は歌声ライブラリとエディタがセットになって発売されていることが多いので、特に困ることはありません。

ボカロについては当ブログでもこれまでに何度か採り上げています。SLとボカロは直接的には関係がないのですが、「仮想の歌手」というのが何となくアバターに通じるものがありますし、インワールドでボカロキャラクターのコスプレをまとい、MMD(ミクミクダンス)のモーションデータを移植して楽しむ方も多いなど、ボカロ好きの方とSLユーザーって親和性が高いような気がします。

てことで、まあ、たまにはSLから脱線した記事をエントリーしても良いですよね(・∀・)ネ! ※しょっちゅう脱線してるやんけ、というツッコミは・・・(ry
 

2→3で何が変わるのか?



最新のVOCALOID3は、先代、つまり現行のVOCALOID2と何が違うのか。実は私もよく分かっていないのですが(オイ、ヤマハの公式サイト(こちらをご参照)によると、おもなこんな部分が異なるそうです。

1.これまで以上にリアルな歌声合成
・より高品質かつ個性的なライブラリを実現。
・歌唱の認識率が向上。
・OPE,VEL等の表現力が向上。

2.使いやすさの向上
・トラックエディタが可能になる(=別パートの作成などが容易になる)。
・ステレオWAVトラックを搭載(=ボーカルとBGMをエディタ上で同時に再生できる)。
・リバーブなど自由なエフェクト設定が可能。
・編集時のアンドゥ(取り消し)回数が無制限になる。

3.オープン化による独自プラグインの導入
・仕様公開により、第三者が開発した独自のプラグインを使用することが可能。

4.VOCALOID2の歌声ライブラリ移行
・「初音ミク」などVOCALOID2向けの歌声ライブラリを移行することができる。

5.エディタと歌声ライブラリの分離販売
・従来はエディタと歌声ライブラリのセット販売が主流だったが、別々に販売されるようになる(セットもある)。

6.多言語対応
・日本語、英語のほか、中国語、韓国語、スペイン語に対応。


実は私もボカロはいくつか持っていたりするのですが(壮大な宝の持ち腐れ)、ボカロ利用者の端くれとしての立場からこれら変更点をみると、いずれも「うほっ!」と小躍りして喜びそうな内容なのです。

1.の歌声合成技術の向上はもちろんウェルカムなことであり、どれだけ進化するのか・・・言い換えればどれだけ「調教」作業が楽チンになるのか興味のあるところです。また、2.と3.により、編集作業が格段に効率的になるのではないかと期待しています。4.によって初音ミクなどをVOCALOID3に移行できるのも助かります。

5.の効能ってなに?と思われる方もいらっしゃると思いますが、従来だとエディタと歌声ライブラリがセットになっていたため、新しい歌声ライブラリを購入するたびに(一つあれば十分な)エディタも一緒に購入する必要があり、結果として費用がかさみます。エディタと歌声ライブラリが分離されると、最初にエディタを一つ購入しておけば、以後、歌声ライブラリを追加したい場合はライブラリ単体のみを購入するだけでOKです。したがって、従来の「初音ミク」や「メグッポイド」よりも若干割安で発売されるものと予想されます。複数のライブラリを使用したい方にとって朗報だと思います。

VOCALOID3に対応する新たな歌姫は?



VOCALOID3の発売に合わせ、新たな歌声ライブラリとして「VY1V3」、「Mew」、「Megupoid」の3タイトルのリリースが告知されています。

「VY1V3」はヤマハ自らがリリースしているボカロ2向けの「VY1」の進化版、「Mew」は女性シンガー坂本美雨さんの歌声をベースに開発したもの、「Megupoid」はメグッポイドの拡張版で「Power」「Whisper 」「Adult 」「Sweet」の4タイプと、すべてがセットになった「Complete」がリリースされる予定です。

初音ミクなどで知られるボカロ界の雄・クリプトン・フューチャー・メディア社からは新製品の情報が入ってきませんが、いずれは新たな「歌姫」をリリースするものと思います。

また、ヤマハ公式サイトではない第三者のサイトから得た情報では、声優の喜多村英梨さんや、アニソンシンガーでおなじみのLiaさんなどをフューチャーしたボカロのプロジェクトも動いているそうです。個人的にLiaさんの澄み渡った高音ボイスは大好きなので、非常に気になるところです。

ということで、果たして「初音ミク」を超える新たな歌姫伝説は生まれるのか、ニコニコやYouTubeで「メルト」を超える新たな神曲は生まれるのか、今年の終盤戦はボカロから目が離せません。

そういえば私も「星間飛行」のカバー曲を1年ほど前から制作していますが、果たしていつ完成するのか。自身としては年度内(=2012年3月末まで)にYouTubeに公開できれば御の字なのですが、まあ、無理でしょう・・・と、今から諦めムード満載です。

以上


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