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by まこちん at 2014年04月27日 02:10統計・調査
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企画自体が不具合を抱えてるとか
本日は(も)SLネタから離れて、10周年を迎えたAmeba(アメーバ)が開催中の「Ameba宝くじ」がプチ炎上している件について、所感などを少々・・・。

※4月27日追記・・・内容の一部を修正しました。
 
 

「Ameba宝くじ」とは?


「Ameba宝くじ」は、Ameba開設10周年を記念してスマホ向けに開催中の企画です。

内容はいたってシンプル。Amebaが指定するスマホ向けサービス(ゲームや投稿サービスなど)に新規登録またはログインすると「宝くじ」が発行され、5月下旬に抽選を行い、当選するとAmazonのギフト券などが貰える、という内容です。

新規登録によるくじの付与は期間中1枚限りですが、ログインについては1日につき1枚発行されます。例えば30日間、毎日そのサービスにログインすれば30枚のくじが付与されます。

対象となるサービスは18個あります。仮に全てのサービスにユーザー登録して、毎日ログインすれば1日につき18枚のくじが付与されることになります(日替わりで「2枚発行」されるサービスがあるので、実際には19枚貯まります)。

企画自体が不具合を抱えてるとか
こんな感じで、1つのサービスで1日1回ログインすると、くじが1枚付与されます。

ログインしても「くじ」が貰えない不具合が・・・


この宝くじ企画は4月16日に始まったのですが、初日に獲得できる宝くじの枚数の表示が誤っていたという不具合が発生しました。こちらの不具合は表記上の問題なので程なく解消。16日のうちにアメーバのスタッフブログにてアナウンスされ、翌17日に解消した旨が追記されました。

問題は別の不具合です。前記の不具合解消のアナウンスの際に、併せて「ガールフレンド(仮)」など一部のサービスにおいて、ログインしても宝くじが付与されない不具合が発生していることがアナウンスされました。(今思うと、これが混乱の元なんですよね)。この宝くじが付与されない不具合については現在(27日)でも解消していません。

一方で、17日には、「宝くじ」のページに「【復旧完了】宝くじ枚数の表示不具合」という文言が掲載されました。この部分をタップすると件のスタッフブログに移動し、詳細内容を確認できるようになっています。

アメーバ運営としては「表示枚数が誤っていた不具合の方は解消したよ」とアナウンスするためにこの告知文を掲載したと思われます。しかし、もう一方のくじが付与されない不具合(=未解決の不具合)を抱えているユーザーは、その告知を見て「全ての不具合が解消した」と告知されたものと解釈してしまったのです。と言うか、私も初めはそう思いました。

企画自体が不具合を抱えてるとか
炎上が発生する要因となった「告知」。確かに、これだけ見ると「不具合が全て解消した」と解釈してしまいます。

そこでユーザーは激おこプンプン丸(そろそろ死語か)となり、スタッフブログの件の記事のコメント欄に「まだ復旧してねーじゃん!!」といった主旨のコメントが殺到する事態になりました。

「ダンマリ」などが炎上に拍車


この炎上を沈静化させるためには、アメーバ運営が「そっちの不具合はね、まだ解消してないんだわwww」とスタッフブログに追記すれば済む話かと思うのですが、不具合発生から10日経った現在でも何のアナウンスもなく、ユーザーの不信をかっています。

また、一部ユーザーはアメーバの問い合わせフォームから、今回の不具合について報告したのですが、返信が無い、または的外れなテンプレ回答が届くようで、それも炎上に拍車をかける要因となっているようです。

なお、問い合わせへの回答が無いのか、あっても的外れな回答が来るのか、私も「ガールフレンド(仮)」で同じ不具合を抱えていましたので、実際に自ら問い合わせをしてみたところ、1~2日で回答が来ました。内容はおそらくテンプレかと思いますが、「調査・対応中です」、「解消報告はスタッフブログで行います」とありました。少なくとも自分が行った問い合わせについては、返信が無いとか、的外れな回答だったという事はありませんでした。

アメーバ運営としては「間違った事は書いていない」ということで、現状のままにしていると思いますが、誤解を招く表記であることも事実なので、老婆心ながら何らかのフォローを入れれば良いのに・・・と思わずにいられません。

今さらですが、一つ目の不具合と、二つ目の不具合を別々のエントリーでアナウンスするとか、宝くじページに2つの不具合を併記し、1つは「解消」、もう1つは「対応中」とか書いておけば混乱は少なかったと思います。2つの似たような不具合を1つのエントリーの中でまとめて書くから混乱するのではないかと・・・。

こっちの「不具合」の方が深刻では?


前置きがむちゃくちゃ長くなりましたが、ここからが本日の主題です。と言いつつ、主題の方が文量少ないです。

今回の「Ameba宝くじ」は、「アメーバのサービス利用」を条件に抽選で景品を提供する企画なので、景品表示法(景表法)で言う「一般懸賞(クローズド懸賞)」に該当するかと思います。※ちなみに、商品購入や会員登録などといった取引条件が無く、誰でも自由に参加できる形式の懸賞は「オープン懸賞」と呼ばれます。

クローズド懸賞においては、提供できる景品の価格は、「10万円を上限として取引価格の20倍まで」と定められています。

例えば1,000円の商品を購入した人に対してクローズド懸賞を実施すると、提供できる景品の最高額は2万円(1,000円の20倍)、1万円の商品を購入した人に対してクローズド懸賞を実施すると、提供できる景品の最高額は10万円(1万円の20倍は20万円ですが、10万円が上限なため)となります。

なお、オープン懸賞については景品の上限は定めがありません。やろうと思えば「1億円プレゼント」も可能です。

ここで、「Ameba宝くじ」の景品の内容を見てみましょう。

企画自体が不具合を抱えてるとか

1等は「Amazonギフト券100万円分」。・・・ (´∀`*) アウトでは・・・。

今回の「Ameba宝くじ」は、取引条件が「所定のサービスの新規登録またはログイン」となっており、取引価格の条件はありません。こういった場合、景表法では取引価格を「100円」とみなすとしており、クローズド懸賞で提供できる景品の上限価格は2,000円になるかと思います。

いずれにせよ、クローズド懸賞で提供する景品が10万円を超えることはありません。今回の「Ameba宝くじ」は景表法違反のように思えるのですが・・・。

これを何とかしようとすると、「これはオープン懸賞なんです」と言い張るか、企画内容を変更するか、いずれかの対応が必要と思います。前者は理屈が通らないと思いますので、どのみち一部の不具合が解消されていない状況下、この企画は「無かったこと」にして、改めて「修正版Ameba宝くじ」を実施しては如何でしょうか、アメーバ運営さん。

以上 ※私は景表法のプロでも何でも無いので、間違った箇所などがありましたら、コッソリご指摘いただければと思います。


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